キャリア考~転職・就活・新しい働き方~

キャリア考~転職・就活・新しい働き方~

元大手人材企業のTOP営業マン、現ベンチャー人事の27歳が幸せなキャリアについて考察するブログです。

会社を辞める時にやるべきこと。円満退職を目指して。

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はい、どうも!ケイです。

今回は実際に転職先が決まった後、会社を辞める時に、

やるべきこと・考えておくべきことをまとめました。

 

法律上の基本知識から、

会社・あなた自身の双方が円満退職するためのポイントを記載しています!

 

実は、法律上は2週間前に退職の意志を伝えれば、辞められる

意外と知られていないのですが、法律上は2週間前に伝えれば辞められる、

退職の権利があります。

 

民法627条1項

当事者が雇用の期間を定めなかったときは、各当事者は、いつでも解約の申入れをすることができる。この場合において、雇用は、解約の申入れの日から二週間を経過することによって終了する。

 

就業規則で1ヶ月前など定められている場合は?

企業としては、2週間では後任の異動や、引継ぎなど間に合わないことを想定し、

「退職の申し出は30日以上前に申し出なければならない。など定めている例があります。

 

ただ、あくまで優先されるべきは法律ですので、

余裕がない時、2週間で辞めたいときは辞められます。

 

気持ち、時間に余裕があるなら、円満退職を目指そう!

でももし2週間でなくとも、会社の定めた期間内に退職できれば良いと思っている方は、円満退職を目指してみてはいかがでしょうか?

 

円満退職をするために考えておくべきポイント

私は円満退職とは、

(1)あなた自身が現職での権利を可能な限り、使い気持ち、スケジュールの余裕を持って次の会社へ入社する

(2)現職への引継ぎなどを終わらせ、出来る限り支障が出ないよう惜しまれながら辞めていく

という2点が重要だと思っています。

 

それぞれ詳しく共有します。

 

退職を決めたらまずやるべきことは、就業規則の確認

まず最初に、就業規則を確認しましょう。

確認すべきポイントは、

・有給制度

・賞与の支給タイミング

・退職を申し出るタイミング など

です。

 

有給や賞与の項目を確認しよう

就業規則で有給や賞与の支給基準を確認しておきましょう。

 

「有給を所得する場合、●日前に申し出なければならない。」

「賞与は、●月●日の在籍者に支給する。」

などの記載があると思います。

 

有給や賞与は就業規則に則って、適用されますが、

人事や上司などは引継ぎを優先するため、あえて勧めてこない場合が多いです。

 

特に賞与に関しては、退職日が数日異なるだけで、支給対象にならないケースがあります。

必ずあなた自身が会社の制度を確認し、自分の意志で退職日や有給を調整しましょう。

 

退職を申し出るタイミングは就業規則に従うのがベスト

法律上2週間で退職できるとお伝えしましたが、もし余裕があるなら

就業規則に従って1ヶ月前や2ヶ月前に申し出ましょう。

 

なぜなら就業規則で定めている期間が、会社にとって引継ぎや後任の異動などに

必要な期間だからです。

この条件に従うことで、会社から抵抗を受ける可能性が減ります。

 

退職までの、具体的な手続きは?

あなた自身で就業規則で退職の手続き、退職日を決めた後は、

一般的には、

・直属の上長に退職の意を伝え、会社としても承諾を得られる

・有給の残日数、引継ぎのスケジュールなどを確認し、退職日を決定する

・退職届を提出し、退職日が確定する

・引継ぎの実務を行う(有給も消化する)

・退職する

という流れになります。

それぞれポイントを共有します。

 

上長での面談の際には、退職の意志が固い旨を伝えよう

現職で活躍している方、評価の高い方は必ず辞める時に引き留めに合います。

私が転職エージェント時代に経験した例として、

・希望部署への異動

・年収アップの打診 など

が行われるケースがありました。

 

あなた自身が少し迷ったり、検討する余地がある態度を見せると、

面談が増えたり、飲み会に誘われたり、無駄な引き留めが発生してしまいます。

 

上司との面談では最初が肝心です!

自分の退職の意志が固く、覆らない旨をしっかり伝えましょう。

 

退職日、有給消化の要望はこちらから提案する

退職日や有休消化のスケジュールに関しては、

必ずこちら手動で提案しましょう。

何も考えずにいると、有給がほとんど消化できないスケジュールになるなど、

企業側に有利な条件になってしまいます。

 

・退職日に関して、後ろ倒しができない

・権利として有給は何日消化するか

という前提を踏まえ、残されたスケジュールで精いっぱい引継ぎを行う旨も

伝えましょう。

 

退職日が確定したら、忘れず転職先に報告を

退職届を提出し、退職すること、退職日が確定したら、

忘れずに転職先に情報共有しましょう。

 

転職先から入社前の準備物、勉強しておくべきこと、

入社初日の案内などが届くはずです。

 

円満退職のカギは、スケジューリングと自らの意思

あなた、企業の双方が心のしこりなく辞めるためには

前もったスケジューリングがとても大切です。

 

また、会社の要望に応えつつ、余裕をもって次の転職先への準備をするためにも

自分の意志で物事を決めていきましょう。

 

あなたの退職交渉が上手くいくことを、心より願っています。

 

 

 

 

 

転職時の年収(給与)交渉のベストなやり方とは

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こんにちは!ケイです。

 

今回は、皆さん気になる転職時のお金にまつわる話です。

・年収交渉ってしていいの?

・どうやってすると成功しやすいの?

・逆にダメな例は?

という内容をお伝えしていきます!

 

年収交渉はしてOK!ただ、やり方、伝え方は注意が必要

年収交渉はもちろんして大丈夫です。

 

転職者側の当然の権利として、

年収に関する要望はしっかり伝えるべきです。

 

ただ、年収交渉のやり方を間違うと、そもそもの変えられる余地がなかったり、

「お金ばかり考えている」「志望度が低いと感じる」などの理由で

不採用となるリスクもあります。

 

ではここから、年収交渉をする際の具体的なポイントを共有します。

 

年収交渉は内定が出る前にする

まず1つ目のポイントは年収交渉をするタイミングです。

結論から言うと、内定が出る前にしなければなりません。

 

なぜなら企業は内定を出すために、現場→人事→経営陣へと決裁が進んでから、

内定が出るものです。

つまり、一度会社として決めた決裁内容を覆すということは、

極めて起こり辛いです。

 

私が転職エージェントだった際に、内定後に「実は年収もう少しあがりませんかね?」

という相談を頂くこともあったのですが、交渉をしても上がる確率は1割以下です。

 

例外として、転職希望者のご評価が高く、

後から受けた他社にも内定がでて提示金額が高く、迷っているという時に、

提示金額を吊り上げるケースはあります。

ただ、あくまでイレギュラーケースとして捉えておくのが良いでしょう。

 

では、年収交渉するのはいつが最適?

年収交渉をするタイミングは、1次面接などの比較的早いフェーズがベストです。

 

面接では、評価・懸念・条件に関する希望などは、

各選考ごとに取りまとめられていて

次の面接官が把握できるようになっています。

 

つまり、早めに伝えておけば、次回以降の面接で「年収の希望どうやって伝えよう?」

と気にする必要がなくなります。

 

また、希望金額がそもそも提示できる可能性がない場合に、

無駄に面接をして時間を浪費してしまうことも避けられます。

 

「何か質問ありませんか?」と聞かれたら、勇気を振り絞り伝えよう。

報酬条件の希望に関しては、面接官から聞かれるケースがほどんどです。

 

ただ、中にはあえて聞かない企業もあり、その場合は

面接の終盤の質疑「何か質問ありませんか?」と聞かれた際に、

希望年収を伝えてみましょう。

 

明確に希望が決まっている場合は、そのまま伝えて構いませんし、

逆にまだ固まっていない場合は、

「もし内定となった場合は、どの程度の提示となる見込みでしょうか?」

とこちらから聞いてみましょう。

そうすることで、年収など報酬の話を自然にすることができます。

 

最低希望年収もまず決めるべき

年収交渉をする前に、あらかじめ希望年収だけでなく、

最低希望年収を設定しておきましょう。

 

なぜ2つ設定するのかというと、

強気の希望金額のみを提示した場合は、お見送りとなる可能性が高まります。

 

そこで、最低希望と合わせて幅を持たせて伝えることによって、

暗に条件が最優先ではない、ことを示しましょう。

 

例えば、

「希望金額は年収500万円です。

ただ、御社の給与水準もあり、未経験からの挑戦となるので、

最低希望は450万円です。」

と一言添えるだけで、印象が変わってきませんか?

 

このように、最低希望という形で、

・ここを下回ったら検討不可

・生活が厳しい

・家族からの了承が得られない

というラインを伝えましょう。

 

転職エージェントを活用するのがおススメ

年収の希望金額は伝えるべきとお伝えしましたが、

面接の場で自分の希望を伝えられなそうな方は、

是非転職エージェントを活用してみては如何でしょうか。

 

無料の面談の際に、最低希望・希望年収の確認がされ、

あなたに代わって年収交渉もやってもらえます。

 

もし、面接で報酬に関して聞かれず、伝え忘れてしまったという場合でも、

エージェントに相談すれば、あなたの代わりに要望を伝えてくれます。

 

また、転職エージェントには、その会社、業界の年収水準に関して、

知見がたまっているので、どの程度が妥当なラインかも相談ができます。

 

このように少しでも不安があれば、転職エージェントを活用してみましょう!

 

 

 

 

 

 

 

20代転職理由ランキングから考える、転職理由毎に注意すべきポイント

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こんにちは!ケイです。

今回は業界大手転職サービス「DODA」が定期的に発表している、

「転職理由ランキング(20代)」の情報を基に、

転職理由毎に注意すべきポイントを共有します。

 

20代で待遇改善を転職理由に挙げる人が増加

20代

順位

前回

転職理由

割合

前回比

1位

1位

ほかにやりたい仕事がある

14.0%

0.3pt

2位

2位

給与に不満がある

8.9%

0.6pt

3位

3位

残業が多い/休日が少ない

7.8%

0.1pt

4位

4位

会社の将来性が不安

7.2%

0.5pt

5位

5位

専門知識・技術力を習得したい

3.9%

-0.7pt

6位

7位

土日祝日に休みたい

3.3%

0.0pt

7位

6位

U・Iターンしたい

3.1%

-0.2pt

8位

12位

会社の評価方法に不満がある

2.7%

0.5pt

9位

10位

市場価値を上げたい

2.5%

-0.3pt

10位

9位

雇用形態を変えたい

2.5%

-0.3pt

「20代」では、2位「給与に不満がある」、8位「会社の評価方法に不満がある」の割合が特に上昇しました。業績の良い会社が多い一方、それが社員の給与に反映されていないケースや、年功序列の給与体系の会社では若手の給与が抑えられているケースもあり、求人数の多い今の時期に、待遇改善を目的に転職活動をする人が増加しました。

転職理由ランキング<最新版>  より引用

 

20代の転職理由1位は前回と変わらず「ほかにやりたい仕事がある」という理由。

 

前回調査からの変更点としては、

上記に記載があるように「給与に不満がある」、「会社の評価方法に不満がある」など待遇に関する不満の割合が増えています。

 

doda.jp

 

「ほかにやりたい仕事がある」が転職軸の場合、注意すべきポイント

 20代の転職理由1位「ほかにやりたい仕事がある」という軸で転職する場合、

まず、本当にやりたい仕事が明確か、いわゆる青い鳥症候群じゃないか、

を考えてみて下さい。

 

なんとなく、現状の仕事が不満、やりがいを感じていないという程度の理由で、

ほかにやりたい仕事があると言っても、人事には伝わりません。

 

特に転職後、未経験で挑戦する場合も多いので、

他にやりたい事が明確かどうかを改めて考えて下さい。

 

もしまだなんとなく、憧れや興味があるレベルであれば、

その会社、業界に努める知人や転職エージェントから情報収集をするなどして、

・なぜその仕事に惹かれているのか

・どんな点を魅力に感じているのか

・その仕事で何を成し遂げたいのか

などを言語化してみて下さい!

 

それだけで、面接での説得力が増し、合格となる確率が高まります。

 

「給料に不満がある」「会社の評価方法に不満がある」が転職軸の場合、注意すべきポイント

給与への不満、評価への不満など、いわゆる報酬面が理由で転職する場合は、

(1)同業界で年収水準の高い企業(主に大手)へ転職する

(2)異業界で年収水準の高い企業へ転職する

というパターンがあるかと思います。

 

それぞれの説明していきます。

 

同業界で転職して年収を上げたい場合は、実力があるかが重要

どの業界でも中小企業から大手企業へ転職すると、

ほとんど同じ仕事でも年収が100万円以上アップするというケースがあります。

 

それはやはり大手の方が売上、利益率が高く、報酬として還元できるからです。

同業界で転職する場合は、その企業へ入社し活躍できるだけの実力があるかが重要です。

 

当たり前ですが、基本的に選考基準も大手の方が高いです。

現状の会社でTOP営業マンや、業界で名前が通っていれば当然転職に有利になります。

 

自分自身、業界で通用するレベルの実績・実力があるかを再度考えてみましょう。

 

異業界へ転職して年収を上げたい場合、代わりに失っても良いものを決める

年収水準の高い業界へ転職する場合は、

年収の代わりに何を失っても良いか考えるべきです。

 

例えば、一般的に年収水準の高い金融業界や医療業界に、

異業界から転職したとします。

 

その場合、

・新たな知識を得るための勉強が必須で、プライベートが削られる

・成果と報酬が連動するので、営業としてストレスが溜まる

・ルート営業が基本で、仕事のやりがいは感じられない

など、年収が上がる代わりに、今までの環境から失うものも出てきます。

 

実際私も転職エージェントをしていた際に、

年収軸で転職したはいいものの、すぐに元いた業界へ戻ってくる方

一定数いらっしゃいました。

 

理由は様々ですが、

・お休みの時間が想像以上に減ってしまい家族との時間が取れない

・やはり、前の仕事の方がやりがいを感じる

などが主な理由です。

 

年収を上げるためにどの要素なら妥協できるか、

仕事軸で優先順位が低いか、考えておくべきでしょう。

 

「残業が多い・休日が少ない」・「土日祝日に休みたい」が転職軸の場合、実態を必ず確認しよう

いわゆる就業環境の改善が転職軸の場合、必ず転職先の実態を確認しましょう。

求人票や面接ではあくまで残業の平均値が話題になることが多いです。

 

例えば部署によっては休日出勤してる人がいるや、繁忙期はどの程度の忙しさかなどの

実態を把握しましょう。

 

1番のおススメはその業界に勤める友人に聞くことですが、

見つからない場合は、口コミサイトを利用しましょう。

 

おススメは、

「社員の口コミから探すいい仕事 Vorkers」

https://www.vorkers.com/guide

 

「後悔が残る転職を0に 転職会議」

【転職会議】企業の評判から求人までわかる転職クチコミサイト

 です!

 

転職理由が本当に満たせる、幸せなキャリアを

このように、転職理由毎に改めて何を叶えたいか、

逆に何の優先順位は低いか考えてみましょう。

 

みなさんが転職成功し、幸せなキャリアを築けるよう祈っています!

転職エージェントの裏事情、利用する際の注意点

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はい、どうも!ケイです。

今回は転職エージェントの裏話として、業界経験者にしか分からない情報をお伝えします。

また、そこから利用する際に注意すべきポイントも共有します!

 

ビジネスモデルは、成功報酬、金額は年収の30~35%が業界平均

まずビジネスモデルからお伝えします。

 

転職エージェントは基本的に、法人(採用したい企業)からお金を貰い、

個人(転職希望者)からはお金を貰いません。

 

お金が発生するのは、個人が入社意思決定をした場合に、

年収の30~35%を貰う完全成功報酬サービスが基本です。

つまり、入社までサポートしないと、1円も報酬が発生しないのです。

 

また、万が一早期退職となった場合に備え、返還金制度を設けている会社がほとんどです。

返金額は1ヶ月以内の早期退職で80%返金、

3ヶ月以内の早期退職で50%返金というのが一般的です。

 

ここまで、ざっくりしたビジネスモデルを解説しました。

ではここから裏話をいくつか共有します。

 

裏事情その1 どの転職希望者に力を入れてサポートするか決めている

転職希望者は無料でカウンセリング実施というエージェントが多いですが、

裏側では、めちゃくちゃはっきりどの転職希望者に力を入れてサポートするか決めています。

 

これは先ほど説明したビジネスモデルが、成功報酬で入社しなければお金を貰えないためです。

 

注力する転職希望者は、エージェントによって異なるのですが、

・市場価値が高く、内定が出る可能性の高い方

・離職中や家庭の事情などで、絶対に転職することを決めている方

・転職活動で自分たちしか使っていない方

・レスポンスが早いなどビジネススキルが高い方

などの場合は、エージェントが親身になってサポートしてくれると思います。

 

逆に言うと、

・市場価値が高くはないのに、理想は高い方

・転職するか迷っている方

・様々なエージェント、サービスを使い転職活動をしている方

・レスポンスが遅い

という場合は、エージェントとしてはテンションが上がらず、

サポートが薄いと感じる場合もあると思います。

 

利用する際の注意点 転職エージェントから自分は注力される人になろう

転職エージェントと良い関係性を築くためにできることをお伝えします。

 

まず、エージェントからの依頼事項やメールは

即返信するようにしましょう。

それだけでエージェントはやる気になります。

 

必ず転職すると決めている場合は、その旨も伝えると良いです。

 

また、面談の際に担当者が信頼できる人で転職活動を任せても良いと感じた時は、

他のサービスは使わないと宣言すると、必ず注力してもらえます。

※ただし、実際のところはやってみないと分からないので、

2週間だけなど期間を決めましょう。

 

裏事情その2 自分がエージェントから親身にされるか、最初の面談時に分かる

先ほどエージェントは転職希望者に濃淡つけているという話をしましたが、

次は、自分が親身にサポートされるかは無料のカウンセリング時分かってしまうという話です。

 

極端な例ですが、手を抜いても良いと判断した方は、

・カウンセリングが対面ではなく、電話

・面談での案件紹介がない

・他のエージェントも利用してみたらと促される

などの場合があります。

 

逆に親身にサポートしようと決めた方は、

・対面でのカウンセリングを打診される

・面談で案件紹介までされる

・できれば独占で活動して欲しいと伝えられる

などがあります。

 

利用する際の注意点 面談でエージェントとの相性を見極めよう

無料の面談の際に、そもそも案件の紹介がなさそうであれば、

そのエージェントとの相性が悪い可能性が高いです。

 

もう少し具体的に言うと、保有している案件、企業とあなたの行きたい企業とが、

ミスマッチになっているのです。

 

決してスキルが低いという訳ではなく、単なる相性なので、

利用するエージェントを変えましょう。

 

裏事情その3 他エージェント経由の案件と迷った場合は、全力で自社を勧める。

基本的にエージェントは、転職希望者と二人三脚で活動していくパートナーです。

ただし、他エージェントと迷っている場面では少しだけ違います。

 

例えばあなたが、

・Aエージェント経由の第二志望の企業から、内定を貰っている

・Bエージェント経由の第一志望の企業はまだ1次面接

という場合、Aエージェントの担当者は、例えば内定の承諾期限を区切ったり、

第一志望の合格角度を調べ、内定する可能性が低い場合は

あえてその点を伝えるなどするでしょう。

 

これはやはり人材紹介サービスが成功報酬で、

他社で意思決定しても報酬にならないからです。

 

利用する際の注意点 複数エージェントを利用する場合、各社の選考スピードがそろうよう自分でコントロールしよう

私が転職エージェントに勤めてた頃も、

第一志望の企業を受ける前に他社で内定が出てしまい、

不安で第二志望の企業へ意思決定してしまう、というケースが何度もありました。

 

必ず他経由の進捗状況も適宜伝え、あえて選考を遅らせるなどしましょう。

 

 

転職エージェントに利用されるのではなく、利用しよう

転職エージェントは前提、あなたの転職を支援することがミッションですが、

サービスの性質から、必ずしもそうならない場面があります。

 

今回お伝えした裏側をあらかじめ理解し、上手に活用しましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

転職活動が辛い、疲れた、もう辞めたいと感じた時に、見直すべきポイント

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はい、どうもケイです。

 

今回は、転職活動中に良く頂くご相談で、

・書類選考が全然受からず辛いです

・面接に行っても疲れるだけです

・転職活動をもう辞めようかと思っています

などの、ネガティブ状態にはまった時に、どのように気持ちを切り替えるべきか

共有します。

 

転職活動中に辛いシーン

志望度の高い企業の選考に落ちた

会社やサービスに憧れを持っている、第一志望の企業。

でもあっさり選考に落ちてしまった。

こんな時だれでもメンタルが崩壊しちゃいますよね。

 

そもそも書類が通過しない

手間をかけ、応募書類を作成したにも関わらず、

待てど暮らせど通過の連絡が来ない。

こんな時は、自分の価値が低いんじゃないか?と不安になりますよね。

 

圧迫面接をされた

久しぶりの面接で、最初から最後までコミュニケーションが成り立たず、

終わった瞬間落ちたと分かってしまう。

対面で会っているからこそ、自分のコミュニケーション能力が低いんじゃないか?

何か不快にさせるポイントがあったんじゃないか?

と思ってしまいますよね。

 

離職中で焦りばかりが募ってしまう

前職がブラックで忙しすぎて、転職活動をする暇がなかった。

思い切って転職してみたはいいものの、なかなか面接に進めない。

やっとの思いで最終面接まで進んだ企業も結果的にお見送りに。。。

 

転職活動に時間が取られ、疲れがたまる。プライベートを確保できない

現職が忙しい中、時間を作り転職活動に励むも

疲ればかりが溜まってしまう。

普段なら休まる休日も、身体・気持ちをリフレッシュできない。

 

現職にバレないか不安

現職では評価されていると感じていて、責任あるポジションも任されている。

ただ、このままでよいのか漠然とした不安があり、転職活動をしてみることに。

そんな中、転職活動がバレ、出世に影響しないかいつも不安な気持ちでいる。

 

転職活動が辛い、疲れた、もう辞めたいと思った時にすべきこと

割り切る(自信を持つ)

まず最初に取り組むべきは、自己否定を辞めることです。

書類や面接に落ちてしまうのは、あなたの能力が低いのではなく、

企業が求めているスキルとミスマッチが起きているのです。

 

選考に受からないと不安になるのはもちろん分かりますが、誰しも通る道です。

どんなに能力が高い優秀な方でも、合わない企業を受けた場合は落ちてしまいます。

 

面接でお見送りになるのも、ミスマッチだったんだと割り切って、

次に進んでいきましょう。

 

休みを作る

転職活動は肉体的にも、精神的にも疲れます。

ネガティブな気持ちになっている時は、思い切って休みを作りましょう。

 

その時には必ず転職活動から、離れることが大事です。

企業のHPを見たり、履歴書の手直しなどをしてはいけません。

しっかり休んで、その上で、フレッシュな気持ちで活動を再開させましょう。

 

信頼できる人に相談してみる

一人で悩まずに、信頼できる友人、恋人や家族などに相談してみましょう。

面接でうまくいかなかった点、なぜ暗い気持ちになっているか素直に伝え、

ネガティブな気持ちを吐き出しましょう。

 

転職しなければならないのか、今一度考えてみる

落ち込んでいる時は今一度、転職したい理由に立ち返ってみましょう。

・現職に残って改善はできないか

・行きたいと思える会社はあるか

・転職をして自分は幸せになれそうか

改めて問いかけてみましょう。

もし、転職以外の選択肢もあるのであれば、

一度すぱっと活動を辞めてみるのも有りだと思います。

 

エージェントを変えてみる

これは裏技に近いですが、担当のエージェントを変えることもできます。

転職活動をしていく中で、不快に思うシーンが積み重なっていった場合は、

思い切って担当を変えてもらえるよう依頼しましょう。

人は誰しも相性があるので、人生を左右する局面で無理をする必要はないです。

 

みんな辛いんだという気持ちを持つことが大切

転職活動は人生を左右する大きな意思決定です。

誰しもが戸惑い、不安になり、ストレスがたまるものです。

 

その前提で取り組んでいきましょう。

 

自分と向き合った結果、良い会社が見つかり、幸せな転職ができることを祈っています!

 

【新しい働き方】リモートワークに初挑戦する人必見!必須のコミュニケーションツールを紹介します。

はい、どうも!ケイです。

 

今回はこれからリモートワークに取り組む方(取り組んでいきたい方など)

初心者向けに、コミュニケーションツールに絞って便利なツールをご紹介します。

 

私自身前職は常駐、常勤の仕事スタイルで働いていました。

そこから、1年ほどフルリモートワークで働いてみて

本当におすすめできる便利なツールを選びました。

 

利用シーン:オンライン会議・オンライン商談編

(1)Zoom(ズーム)

オンライン会議、商談を行う場合1番おすすめなツールは「Zoom(ズーム)」です。

 

zoom.us

 

SkypeGoogleハングアウトなどの通話ツールと比較して1番おすすめできるポイントは、「1クリック」で参加できるという点です。

つまり、事前の連絡先交換が不要なのです。

 

発信者だけ設定をすれば、参加者はURLを1クリックするだけで、

すぐに会議・商談を開始することができます。

 

その他にも、

・1クリックで録画を開始できる

・高画質、高音声な上、通信状態が安定している

・通信データ量がスカイプと比較して8分の1程度

・100名までの大人数の場合でも対応可能

などの利点が挙げられます。

 

デメリットとしては、

・商談相手の人数が増えた場合に、時間が短くなってしまう

※無料版の場合3名以上が参加するMTGの時間が、40分に制限されてしまう

・初利用の場合に事前インストールが必要

などがあります。

 

ただ3名以上利用する場合の時間制限も有料版を使えば、時間無制限になるので、

これから頻繁に利用する方は、有料版で契約すれば問題ないです。

プランと価格 - Zoom

 

私もさまざまなオンラインMTGツールを利用してきましたが、

通信状況、音声状況の観点からもダントツでZoomをおすすめします。

 

(2)appear.in(アピアイン)

次におすすめするオンラインMTGツールは、「appear.in」です。

appear.in

 

「appear.in」もURLをクリックするだけで、すぐにMTGを開始することができます。

 

さらに、「Zoom」とは違い、事前のインストールも必要ない点と

毎回同じURLを利用できる点(主催者の手間がかからない)がメリットです。

 

商談相手がITリテラシーの低い方や、高齢の参加者がいる場合でも、

ネット環境さえあれば問題なくオンラインでコミュニケーションを取ることができます。

 

なお、「Zoom」と比較した際の1番のデメリットは3名以上で参加した場合に、

通信が安定せず、音声が遅れたりする点があります。

 

私自身も3名以上で商談する場合は、声がプツプツ途切れるため、

画面を切るなどの対策をしたことが何度もあります。

 

従って、

社内など少人数の場合は「appear.in」、

取引先など参加者が多くなる可能性がある場合は「Zoom」

という使い分けをおすすめしています。

 

利用シーン:日々のコミュニケーション(チャットツール)

次に日々のコミュニケーションとして、おすすめするツールを2つ共有します。

その2つは「チャットワーク(ChatWork)」と「Slack(スラック)」です。

 

主な機能は似ていて、

・複数メンバーが参加する、グループチャットを作れる

・メールのTO(宛先)のように、特定メンバーを指定してメッセージが送れる

・ファイルの添付も簡単にできる

・PC、スマホなどの複数のデバイスで利用できる

・過去のメッセージが履歴として残り、キーワードなどで検索できる

・絵文字などでフランクなコミュニケーションもできる

というのがチャットツールの便利な点です。

 

取引先ともグループチャットでやり取りできるので、誤送信の心配もなく、

1度チャットツールを使いだしたら二度と戻れないくらいの、便利さがあります。

 

ではここからは2つのツールの違いについてご紹介します。

 

(1)チャットワーク(ChatWork)

go.chatwork.com

 

「Slack」との違いとしては2つあります。

1番大きな違いは、日本企業が開発したツールで、日本語での説明や記事が多数あります。

 

それに伴い日系の大手企業でも、導入してる例が多数あり、

相手に合わせたコミュニケーションツールという意味では1番利用しやすいと思います。

 

次に機能面の違いとしては、「タスク管理機能」がある点が大きな違いです。

例えば部下や別部署の社員に指示出しをするときに、

納期、やって欲しいことを記載し、タスクとして管理することができます。

 

タスクを完了するまでは表示され続けるので、納期漏れも減らすことができます。

 

(2)Slack(スラック)

slack.com

 

チャットワークと対照的に、「Slack」はアメリカ発のチャットツールです。

機能の特徴から、IT企業やスタートアップ企業に多く導入されている印象です。

 

チャットワークと比較した機能を2点挙げると、「外部との連携」、「コードの共有機能」があります。

 

外部との連携は、例えばファイル管理「Googleドライブ」、営業ツール「Salesforce」、メディア「NIKKEI」などと提携しており、各種ツールをSlack上で利用することができます。

 

コードの共有機能は、文字通りプログラミング言語・コードを共有する機能です。

エンジニアにとっては、もはやSlackは必須のツールとなっています。

 

まとめ

如何でしたでしょうか。

今回はリモートワーク初心者の方向けに、コミュニケーションツールに絞り、

本当に便利なサービスをピックアップしてみました。

 

次回は、フリーランスに必須な請求・見積もりなどの事務ツールや、

HP作成などの営業ツールに関してもご紹介させて頂きます!

 

 

 

 

 

 

 

 

【転職】未経験から営業職に転職する時に、注意すべきポイント

はい、どうも!ケイです。

 

今回は第二新卒の男性から良く頂く質問で「未経験」から営業職にチャレンジする時に、気を付けるポイントは? 

という疑問にお答えします。

 

結論から申し上げると、未経験営業職の採用をしている会社の中には、

想像を超えるブラック企業が混じっているから、気をつけろ!と毎回伝えています。

 

私が過去人材エージェントとして、未経験営業職の採用をお手伝いしていた実体験を基にお伝えします!

 

そもそも、未経験から営業に挑戦したい人って?

まず前段として、どんな人が未経験から営業職に挑戦したいと思っているかをお伝えします。

 

1番多いのは、販売職やサービス職にお勤めの方で、年齢は20代前半~30代前半の方です。

 

主な転職の理由としては、

(1)土日休み、残業を減らすなど就業環境を改善したい

(2)他の社員より頑張って成果を出しても給与が上がらない。成果を出したら給与が上がる環境が良い。

(3)純粋に営業職でスキルを磨いていきたい

という点です。

 

つまり、就業環境を改善しつつ、給与も上げてスキルを磨いていきたいという理由で、

営業職を希望される方が多いです。

 

では、未経験で営業職を採用している会社って?

では未経験で営業職を募集する求人とはどのような業務でしょうか。

 

私が過去、人材エージェントとして法人担当だった時の経験から、未経験を募集している求人は、

・専門性があまり必要ないタイプの営業スタイル

・ノルマが厳しく離職率が高く、人を募集し続けなければならない

・受注に紐づくKPIは訪問数などの定量指標

などが要素として挙げられます。

 

具体的には、不動産の個人営業(賃貸仲介、販売)、金融系の個人営業(保険系)、

オフィス系の法人営業などが該当します。

 

当然、商材の知識は必要なものの、高度な知識よりも、日々の訪問数や架電数などがKPIで定量的な要素が最重要な仕事と言えます。

 

また商品自体の差別化が極めて難しく(他社でも同じような製品がある)、

営業マン自身のスキルによって成果が大きく変わります。

 

なぜミスマッチが起きちゃうの?

販売職の方が就業環境を変えつつ、給与も上げたいという理由で転職活動をした場合に、多くの未経験営業職はミスマッチとなる可能性が高いです。

 

それは業務内容の性質から、行動量がKPIとなるので、

長時間労働に結びつきやすい環境になってしまっているからです。

 

また、営業スタイルも販売・サービス業では基本的に来店した方に、接客するのに対し、

飛び込み・ポスティング・架電など、

自ら顧客を探す新規開拓スタイルになります。

 

100件電話かけをしても、1件も話すら聞いてもらえないということはザラにあり、

メンタルがやられ、早期退職してしまう方も多いです。

 

ではここから、未経験から営業に挑戦する際に、注意すべきポイントをお伝えします。

 

 業務の内容を理解する(できれば体験する)

1番重要なことは、業務の内容を理解するということです。

 

・営業スタイルは新規開拓なのか、待受け型なのか

・新規開拓の場合はどのような手法で、どのような量を行うのか

・ノルマはどのように設定されており、みんなの達成率はどの程度か

・達成できない場合にどうなるのか

などです。

 

極端な例を挙げると、

・新規開拓で1日に200件の飛び込み営業を行う

・ノルマは月3件の受注だが、平均すると月1件程度の受注に留まっている

・達成できない場合は基本給が下がる

という求人があった場合に、あなたは応募したいと思うでしょうか?

 

販売・サービス職の方は営業職の経験がないがゆえに、

業務のイメージがついていないまま転職することが多いです。

 

それを避けるために、具体的に何をする仕事か知識をつけましょう。

 

また理想としては、できれば1日体験入社をさせてもらうことです。

会社の雰囲気や業務内容を言葉だけではなく、実際に体感することで

よりリアルにイメージできます。

 

初受注までの期間はどれくらいか。それまで自分は耐えられるか。

未経験営業職の採用をしていた時に、早期退職の理由として初受注まで耐えられずに辞めてしまう方が7割ほどいました。

 

営業はやはり売上を上げられることが成功体験となる中で、

その経験を積めず、自信を無くしてしまうという例です。

 

具体的に言うと、高額な商品を扱う仕事(不動産、金融商品など)の場合、

受注できるのが平均年に2、3回というケースも多いです。

 

 その期間をイメージして、自分が耐えられそうか改めてチェックすることで、

ミスマッチを防ぐことができます。

 

平均・繁忙期の残業時間、平均年収、離職率をあらかじめ聞いておく

中途採用の場合、求人票にはあくまで求人情報しか記載がなく、

実態は知れないケースが多いです。

 

なぜこれらが重要かというと、イメージ先行で意思決定してしまうことを防ぐためです。

・月の平均残業時間はどのくらいか

・繁忙期はどのくらいになるのか

インセンティブ制度があるが平均年収はどのくらいか

・新規開拓がメインだが、離職率はどのくらいか

・下げるためにどんな取り組みをしているか

などを必ず確認しましょう。

 

甘い話には裏があるよ

未経験から残業を減らし、年収も上げるという理想はわかりますが、

必ず甘い話には裏があります。

 

営業経験がなく、共通言語がないのを良いことにあえて説明を省いてしまう企業も数多くあります。

 

入社後のミスマッチが起きないように、必ず自分主体で実態を把握していきましょう。

 

皆さんが転職後幸せなキャリアを築けるよう、応援しています!