キャリア考~転職・就活・新しい働き方~

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元大手人材企業のTOP営業マン、現ベンチャー人事の27歳が幸せなキャリアについて考察するブログです。

会社を辞める時にやるべきこと。円満退職を目指して。

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はい、どうも!ケイです。

今回は実際に転職先が決まった後、会社を辞める時に、

やるべきこと・考えておくべきことをまとめました。

 

法律上の基本知識から、

会社・あなた自身の双方が円満退職するためのポイントを記載しています!

 

実は、法律上は2週間前に退職の意志を伝えれば、辞められる

意外と知られていないのですが、法律上は2週間前に伝えれば辞められる、

退職の権利があります。

 

民法627条1項

当事者が雇用の期間を定めなかったときは、各当事者は、いつでも解約の申入れをすることができる。この場合において、雇用は、解約の申入れの日から二週間を経過することによって終了する。

 

就業規則で1ヶ月前など定められている場合は?

企業としては、2週間では後任の異動や、引継ぎなど間に合わないことを想定し、

「退職の申し出は30日以上前に申し出なければならない。など定めている例があります。

 

ただ、あくまで優先されるべきは法律ですので、

余裕がない時、2週間で辞めたいときは辞められます。

 

気持ち、時間に余裕があるなら、円満退職を目指そう!

でももし2週間でなくとも、会社の定めた期間内に退職できれば良いと思っている方は、円満退職を目指してみてはいかがでしょうか?

 

円満退職をするために考えておくべきポイント

私は円満退職とは、

(1)あなた自身が現職での権利を可能な限り、使い気持ち、スケジュールの余裕を持って次の会社へ入社する

(2)現職への引継ぎなどを終わらせ、出来る限り支障が出ないよう惜しまれながら辞めていく

という2点が重要だと思っています。

 

それぞれ詳しく共有します。

 

退職を決めたらまずやるべきことは、就業規則の確認

まず最初に、就業規則を確認しましょう。

確認すべきポイントは、

・有給制度

・賞与の支給タイミング

・退職を申し出るタイミング など

です。

 

有給や賞与の項目を確認しよう

就業規則で有給や賞与の支給基準を確認しておきましょう。

 

「有給を所得する場合、●日前に申し出なければならない。」

「賞与は、●月●日の在籍者に支給する。」

などの記載があると思います。

 

有給や賞与は就業規則に則って、適用されますが、

人事や上司などは引継ぎを優先するため、あえて勧めてこない場合が多いです。

 

特に賞与に関しては、退職日が数日異なるだけで、支給対象にならないケースがあります。

必ずあなた自身が会社の制度を確認し、自分の意志で退職日や有給を調整しましょう。

 

退職を申し出るタイミングは就業規則に従うのがベスト

法律上2週間で退職できるとお伝えしましたが、もし余裕があるなら

就業規則に従って1ヶ月前や2ヶ月前に申し出ましょう。

 

なぜなら就業規則で定めている期間が、会社にとって引継ぎや後任の異動などに

必要な期間だからです。

この条件に従うことで、会社から抵抗を受ける可能性が減ります。

 

退職までの、具体的な手続きは?

あなた自身で就業規則で退職の手続き、退職日を決めた後は、

一般的には、

・直属の上長に退職の意を伝え、会社としても承諾を得られる

・有給の残日数、引継ぎのスケジュールなどを確認し、退職日を決定する

・退職届を提出し、退職日が確定する

・引継ぎの実務を行う(有給も消化する)

・退職する

という流れになります。

それぞれポイントを共有します。

 

上長での面談の際には、退職の意志が固い旨を伝えよう

現職で活躍している方、評価の高い方は必ず辞める時に引き留めに合います。

私が転職エージェント時代に経験した例として、

・希望部署への異動

・年収アップの打診 など

が行われるケースがありました。

 

あなた自身が少し迷ったり、検討する余地がある態度を見せると、

面談が増えたり、飲み会に誘われたり、無駄な引き留めが発生してしまいます。

 

上司との面談では最初が肝心です!

自分の退職の意志が固く、覆らない旨をしっかり伝えましょう。

 

退職日、有給消化の要望はこちらから提案する

退職日や有休消化のスケジュールに関しては、

必ずこちら手動で提案しましょう。

何も考えずにいると、有給がほとんど消化できないスケジュールになるなど、

企業側に有利な条件になってしまいます。

 

・退職日に関して、後ろ倒しができない

・権利として有給は何日消化するか

という前提を踏まえ、残されたスケジュールで精いっぱい引継ぎを行う旨も

伝えましょう。

 

退職日が確定したら、忘れず転職先に報告を

退職届を提出し、退職すること、退職日が確定したら、

忘れずに転職先に情報共有しましょう。

 

転職先から入社前の準備物、勉強しておくべきこと、

入社初日の案内などが届くはずです。

 

円満退職のカギは、スケジューリングと自らの意思

あなた、企業の双方が心のしこりなく辞めるためには

前もったスケジューリングがとても大切です。

 

また、会社の要望に応えつつ、余裕をもって次の転職先への準備をするためにも

自分の意志で物事を決めていきましょう。

 

あなたの退職交渉が上手くいくことを、心より願っています。