キャリア考~転職・就活・新しい働き方~

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元大手人材企業のTOP営業マン、現ベンチャー人事の27歳が幸せなキャリアについて考察するブログです。

転職時の年収(給与)交渉のベストなやり方とは

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こんにちは!ケイです。

 

今回は、皆さん気になる転職時のお金にまつわる話です。

・年収交渉ってしていいの?

・どうやってすると成功しやすいの?

・逆にダメな例は?

という内容をお伝えしていきます!

 

年収交渉はしてOK!ただ、やり方、伝え方は注意が必要

年収交渉はもちろんして大丈夫です。

 

転職者側の当然の権利として、

年収に関する要望はしっかり伝えるべきです。

 

ただ、年収交渉のやり方を間違うと、そもそもの変えられる余地がなかったり、

「お金ばかり考えている」「志望度が低いと感じる」などの理由で

不採用となるリスクもあります。

 

ではここから、年収交渉をする際の具体的なポイントを共有します。

 

年収交渉は内定が出る前にする

まず1つ目のポイントは年収交渉をするタイミングです。

結論から言うと、内定が出る前にしなければなりません。

 

なぜなら企業は内定を出すために、現場→人事→経営陣へと決裁が進んでから、

内定が出るものです。

つまり、一度会社として決めた決裁内容を覆すということは、

極めて起こり辛いです。

 

私が転職エージェントだった際に、内定後に「実は年収もう少しあがりませんかね?」

という相談を頂くこともあったのですが、交渉をしても上がる確率は1割以下です。

 

例外として、転職希望者のご評価が高く、

後から受けた他社にも内定がでて提示金額が高く、迷っているという時に、

提示金額を吊り上げるケースはあります。

ただ、あくまでイレギュラーケースとして捉えておくのが良いでしょう。

 

では、年収交渉するのはいつが最適?

年収交渉をするタイミングは、1次面接などの比較的早いフェーズがベストです。

 

面接では、評価・懸念・条件に関する希望などは、

各選考ごとに取りまとめられていて

次の面接官が把握できるようになっています。

 

つまり、早めに伝えておけば、次回以降の面接で「年収の希望どうやって伝えよう?」

と気にする必要がなくなります。

 

また、希望金額がそもそも提示できる可能性がない場合に、

無駄に面接をして時間を浪費してしまうことも避けられます。

 

「何か質問ありませんか?」と聞かれたら、勇気を振り絞り伝えよう。

報酬条件の希望に関しては、面接官から聞かれるケースがほどんどです。

 

ただ、中にはあえて聞かない企業もあり、その場合は

面接の終盤の質疑「何か質問ありませんか?」と聞かれた際に、

希望年収を伝えてみましょう。

 

明確に希望が決まっている場合は、そのまま伝えて構いませんし、

逆にまだ固まっていない場合は、

「もし内定となった場合は、どの程度の提示となる見込みでしょうか?」

とこちらから聞いてみましょう。

そうすることで、年収など報酬の話を自然にすることができます。

 

最低希望年収もまず決めるべき

年収交渉をする前に、あらかじめ希望年収だけでなく、

最低希望年収を設定しておきましょう。

 

なぜ2つ設定するのかというと、

強気の希望金額のみを提示した場合は、お見送りとなる可能性が高まります。

 

そこで、最低希望と合わせて幅を持たせて伝えることによって、

暗に条件が最優先ではない、ことを示しましょう。

 

例えば、

「希望金額は年収500万円です。

ただ、御社の給与水準もあり、未経験からの挑戦となるので、

最低希望は450万円です。」

と一言添えるだけで、印象が変わってきませんか?

 

このように、最低希望という形で、

・ここを下回ったら検討不可

・生活が厳しい

・家族からの了承が得られない

というラインを伝えましょう。

 

転職エージェントを活用するのがおススメ

年収の希望金額は伝えるべきとお伝えしましたが、

面接の場で自分の希望を伝えられなそうな方は、

是非転職エージェントを活用してみては如何でしょうか。

 

無料の面談の際に、最低希望・希望年収の確認がされ、

あなたに代わって年収交渉もやってもらえます。

 

もし、面接で報酬に関して聞かれず、伝え忘れてしまったという場合でも、

エージェントに相談すれば、あなたの代わりに要望を伝えてくれます。

 

また、転職エージェントには、その会社、業界の年収水準に関して、

知見がたまっているので、どの程度が妥当なラインかも相談ができます。

 

このように少しでも不安があれば、転職エージェントを活用してみましょう!