キャリア考~転職・就活・新しい働き方~

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元大手人材企業のTOP営業マン、現ベンチャー人事の27歳が幸せなキャリアについて考察するブログです。

20代転職理由ランキングから考える、転職理由毎に注意すべきポイント

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こんにちは!ケイです。

今回は業界大手転職サービス「DODA」が定期的に発表している、

「転職理由ランキング(20代)」の情報を基に、

転職理由毎に注意すべきポイントを共有します。

 

20代で待遇改善を転職理由に挙げる人が増加

20代

順位

前回

転職理由

割合

前回比

1位

1位

ほかにやりたい仕事がある

14.0%

0.3pt

2位

2位

給与に不満がある

8.9%

0.6pt

3位

3位

残業が多い/休日が少ない

7.8%

0.1pt

4位

4位

会社の将来性が不安

7.2%

0.5pt

5位

5位

専門知識・技術力を習得したい

3.9%

-0.7pt

6位

7位

土日祝日に休みたい

3.3%

0.0pt

7位

6位

U・Iターンしたい

3.1%

-0.2pt

8位

12位

会社の評価方法に不満がある

2.7%

0.5pt

9位

10位

市場価値を上げたい

2.5%

-0.3pt

10位

9位

雇用形態を変えたい

2.5%

-0.3pt

「20代」では、2位「給与に不満がある」、8位「会社の評価方法に不満がある」の割合が特に上昇しました。業績の良い会社が多い一方、それが社員の給与に反映されていないケースや、年功序列の給与体系の会社では若手の給与が抑えられているケースもあり、求人数の多い今の時期に、待遇改善を目的に転職活動をする人が増加しました。

転職理由ランキング<最新版>  より引用

 

20代の転職理由1位は前回と変わらず「ほかにやりたい仕事がある」という理由。

 

前回調査からの変更点としては、

上記に記載があるように「給与に不満がある」、「会社の評価方法に不満がある」など待遇に関する不満の割合が増えています。

 

doda.jp

 

「ほかにやりたい仕事がある」が転職軸の場合、注意すべきポイント

 20代の転職理由1位「ほかにやりたい仕事がある」という軸で転職する場合、

まず、本当にやりたい仕事が明確か、いわゆる青い鳥症候群じゃないか、

を考えてみて下さい。

 

なんとなく、現状の仕事が不満、やりがいを感じていないという程度の理由で、

ほかにやりたい仕事があると言っても、人事には伝わりません。

 

特に転職後、未経験で挑戦する場合も多いので、

他にやりたい事が明確かどうかを改めて考えて下さい。

 

もしまだなんとなく、憧れや興味があるレベルであれば、

その会社、業界に努める知人や転職エージェントから情報収集をするなどして、

・なぜその仕事に惹かれているのか

・どんな点を魅力に感じているのか

・その仕事で何を成し遂げたいのか

などを言語化してみて下さい!

 

それだけで、面接での説得力が増し、合格となる確率が高まります。

 

「給料に不満がある」「会社の評価方法に不満がある」が転職軸の場合、注意すべきポイント

給与への不満、評価への不満など、いわゆる報酬面が理由で転職する場合は、

(1)同業界で年収水準の高い企業(主に大手)へ転職する

(2)異業界で年収水準の高い企業へ転職する

というパターンがあるかと思います。

 

それぞれの説明していきます。

 

同業界で転職して年収を上げたい場合は、実力があるかが重要

どの業界でも中小企業から大手企業へ転職すると、

ほとんど同じ仕事でも年収が100万円以上アップするというケースがあります。

 

それはやはり大手の方が売上、利益率が高く、報酬として還元できるからです。

同業界で転職する場合は、その企業へ入社し活躍できるだけの実力があるかが重要です。

 

当たり前ですが、基本的に選考基準も大手の方が高いです。

現状の会社でTOP営業マンや、業界で名前が通っていれば当然転職に有利になります。

 

自分自身、業界で通用するレベルの実績・実力があるかを再度考えてみましょう。

 

異業界へ転職して年収を上げたい場合、代わりに失っても良いものを決める

年収水準の高い業界へ転職する場合は、

年収の代わりに何を失っても良いか考えるべきです。

 

例えば、一般的に年収水準の高い金融業界や医療業界に、

異業界から転職したとします。

 

その場合、

・新たな知識を得るための勉強が必須で、プライベートが削られる

・成果と報酬が連動するので、営業としてストレスが溜まる

・ルート営業が基本で、仕事のやりがいは感じられない

など、年収が上がる代わりに、今までの環境から失うものも出てきます。

 

実際私も転職エージェントをしていた際に、

年収軸で転職したはいいものの、すぐに元いた業界へ戻ってくる方

一定数いらっしゃいました。

 

理由は様々ですが、

・お休みの時間が想像以上に減ってしまい家族との時間が取れない

・やはり、前の仕事の方がやりがいを感じる

などが主な理由です。

 

年収を上げるためにどの要素なら妥協できるか、

仕事軸で優先順位が低いか、考えておくべきでしょう。

 

「残業が多い・休日が少ない」・「土日祝日に休みたい」が転職軸の場合、実態を必ず確認しよう

いわゆる就業環境の改善が転職軸の場合、必ず転職先の実態を確認しましょう。

求人票や面接ではあくまで残業の平均値が話題になることが多いです。

 

例えば部署によっては休日出勤してる人がいるや、繁忙期はどの程度の忙しさかなどの

実態を把握しましょう。

 

1番のおススメはその業界に勤める友人に聞くことですが、

見つからない場合は、口コミサイトを利用しましょう。

 

おススメは、

「社員の口コミから探すいい仕事 Vorkers」

https://www.vorkers.com/guide

 

「後悔が残る転職を0に 転職会議」

【転職会議】企業の評判から求人までわかる転職クチコミサイト

 です!

 

転職理由が本当に満たせる、幸せなキャリアを

このように、転職理由毎に改めて何を叶えたいか、

逆に何の優先順位は低いか考えてみましょう。

 

みなさんが転職成功し、幸せなキャリアを築けるよう祈っています!