キャリア考~転職・就活・新しい働き方~

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元大手人材企業のTOP営業マン、現ベンチャー人事の27歳が幸せなキャリアについて考察するブログです。

【実話】ベンチャーへの転職で年収が180万円下がった話

はい、どうも!ケイです。

 

大手企業に勤めている20代の若手社員から、

「風通しが悪い」

「成長実感がない」

「尊敬できる先輩がいない」

といった相談を数多く受けます。

 

また、次の転職では、「規模の小さいベンチャー企業へ行き裁量を持ってバリバリ働きたい」という要望を多く聞きます。

 

ただ、そんな時つきまとうのは、年収が下がるという問題!

今回は私自身のエピソードで、ベンチャーへ転職して年収がどう変わるのか、お伝えします。

 

 東証一部の大手企業から、ベンチャー企業への転職で年収が大幅ダウン

私は新卒で人材業界の大手企業へ入社し、4年間勤めました。

 

初任給は確か額面で24万円ほどで年収は420万円。

辞める前は賞与・残業代込みで620万円ほど。

 

当時私は、一人暮らしであまり物欲もないタイプなので

給料の面で不自由はありませんでした。

 

会社選びは、

「拡大フェーズの組織で裁量を持って働きたい」

「新規事業、サービスの立ち上げに関わりたい」

「人材業は好きなので、今までの経験を生かしたい」

という軸で探していました。

つまり年収よりもやりたいことを優先し、ベンチャーへ転職するのだから下がっても仕方ないというスタンスで転職活動していました。

 ただ、実際年収が180万円下がるとなるとすごく迷った

私の場合、同じ業界での転職だったため、ビジネスモデルや評判、

自分に合いそうかなど情報収集がしやすかったです。

 

結果的に5社に応募し、5社面接に進み、3社から内定を貰えるという、

非常にありがたい状況でした。

 

前職は社員5000名だった中で、内定を頂いた3社とも大幅に少なく、

10~30名規模でした。

 

また、提示された年収も1社は現状維持だったものの、

残りは100万ダウン、第一志望は180万ダウンという提示でした。

 

 

「年収は下がっても致し方ない」と思っていたものの、

いざ実際に下がった年収を提示されると、すごく落ち込みました。

・自分は評価されてないんじゃないか?

・もっと他に良い会社があるんじゃないか?

・生活していけるのか?

など不安になり、転職自体辞めようかなと思いました。

 

ただ、結果的に私は年収が180万円ダウンしてでも転職しました。

それは4年間人材エージェントで勤めてきて、気づいたことがあったからです。

 

自分のキャリアを自分だけで決めれる期間は人生で意外と短い

具体的に言うと、

結婚していたら奥さんの生活を考えなければいけないですし、

子どもがいたら子供の生活、教育コストを考えなければなりません。

家を購入していたら、不動産ローン。

親の介護が必要になれば、働く場所や時間の制約もできてくるでしょう。

 

つまり、自分のキャリアを自分の判断軸だけで決められる瞬間は、人生において極めて短く、とても貴重です。

 

転職のサポートをしてきて、内定フェーズになり家族からの反対により辞退となるケースを多く見てきました。

 

特に男性が奥様からの反対(いわゆる嫁ブロック)にあうケースが極めて多いです。

 

それは年収だけでなく、転勤がある、勤務地が変わる、福利厚生が変わる。

社格が落ちるなど、さまざまな理由で起こります。

 

私は20代で独身、住宅ローンなどの借金もないため、

極めてシンプルに自分のやりたいこと軸で会社を選ぶことができました。

 

内定が出て、当然年収が下がることは不安になりましたが、

やりたいことを追求できる転職は今しかできないと思い、

逆に踏み切ることができました。

 

 

転職活動をするときには、やりたいことと現実とで折り合いをつけることが重要

職場環境は特にその後や生活水準、住む場所、交友関係などを左右するので極めて重要な選択になります。

 

その選択ではやりたいことと現実との折り合いをつけることが最も重要です。

 

年収が下がる場合は、奥様(旦那様)などに

どの程度下がるか、上がる見込みはあるか

生活に支障は出ないかなどのコミュニケーションを取っておきましょう!

 

 

みなさんが幸せなキャリア形成ができるよう祈っています!

 

それでは、今回はこちらで。